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【仮想通貨を考える】ビットコインのハードフォーク延期問題

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ハードフォーク延期の背景

今月中旬に予定されていたハードフォークが突如 called off(延期)された。

これは小異を捨てて大同につく大局的な判断に基づく歓迎すべき合意なのか、それとも単なる時間稼ぎ、決裂をひた隠す手段に過ぎないのか?

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結局、ビットコインのスケーラビリティ(拡張性)の問題は棚上げにされたままなので大山鳴動ネズミ一匹の状態だ。本当に技術的な理由で対立が起きていたのだろうか?

延期アナウンスメントの数週間前にはビットコインキャッシュの主要開発者から、これも突然、メトロノームなる新プラットフォームのICO計画が発表されていた。 彼らはビットコインそのものに愛想が尽きたのだろうか?

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コア派のサイドチェーン

ハードフォーク騒動に至る事態の経緯を辿っていくと、ビットコイン周辺が変質したのは2015年頃だ。ブロックストリーム(以下BS社)という会社がメジャープレイヤーに躍り出た頃である。サイドチェーンの話が出てきたのだ。この会社のバックには金融大手AXAがいる。サイドチェーン自体がAXAの意向である可能性を否定できない。

サイドチェーンとは何かと言えば、ビットコインキャッシュ側のビッグサイズ化への対抗措置だ。

例えれば、ブロックチェーンという電車があった。途中から混んできた。乗り換え駅に着いて支線に乗り換えようとすると、ここから高速バスに乗り換えろという。

電車ではないところがミソだ。サイドチェーンとはなんちゃってブロックチェーンなのである。

「バスの方が空いていて速く安全に目的地に行けますよ。ただ申し訳ありませんが、バス料金については追加でご負担願います」

料金!これが狙いなのである。今現在、ビットコインの手数料とビットコインキャッシュの手数料は比べ物にならないほど差がついているはずだ。高騰した手数料は誰の懐へ転がり込んでいるのだろう?

BS社がAXA等の金融エスタブリッシュメントフロント企業であるなら、シナリオは見えているだろう。こうやってブロックチェーンに手を突っ込み、有形無実の存在にする。効果ははっきりしていて、ビットコインキャッシュ側でも違う仮想通貨ICOへ逃避する人間が出てきた。つくづく政治闘争が嫌になったのではないだろうか?

 

人間界で非中央集権ほど難しいものはない

そもそもビットコインの開発コミュニティはリバタリアン的、アナーキズム的思潮の強い人々だ。政治的な動きはビジネス的な動きよりもっと好まないはずである。そこへ付け込まれたのではないか?

一連のハードフォーク騒動は神学論争だったと言えるのではないか?

ビットコインの非中央集権への信仰を純粋に守ろうとする人々
vs
信仰を偽装しながら異教への勧誘を続ける人々の闘争

 

チャートを見る限り、投資家は冷静に判断していてビットコインキャッシュ取引開始後の伸び率がコアの伸び率にちょうど追いついたところだ。とりあえず勝者はキャッシュ側と判断する。

ただ、非中央集権の泥船にはいまも船頭がいない。それがどの岸へ辿り着くのか誰にもわからない。

参考情報

ネット上にはビットコインコア派を無前提に支持するか、そもそも対立の真相に無関心な人たちの言説があふれている。

しかし本当にそれでいいのか、以下のリソースなどを参考にご自身で考えていただきたいと思う。

なぜ私たちはライトコインの代わ りにビットコイン・キャッシュを 選ぶのか

匿名ビットコイン・ビットコインキャッシュマイナーの公開書簡