【アメリカ市場】ちょっと違う視点から見る中長期トレンド
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さすが投資の本場、アメリカには腐るほど指標があって、いろんな人がいろんな指標を見ているわけだが、ブログ主がたまに(今日みたいな休みの日に)見ている指標をいくつか紹介しよう。いずれも中長期の動向を見る指標だ。
消費者セクターの投資アペタイト(リスク選好具合を見る)
いわゆる小売りとよばれるセクターで投資家行動を見る。一般の翻訳では、XLP(ETF)が一般消費財、XLY(ETF)が生活必需品と訳されているが直観的にわかりにくい。XLPは嗜好品、XLYは必需品と覚えた方がすっきり頭に入るだろう。
XLPの代表銘柄はP&G、コカ・コーラ、ペプシ、ウォルマート。
XLYの代表銘柄はアマゾン、ホームデポ、スタバ、ディズニー、タイムワーナー。
これでイメージがつくと思う。XLPは景気が悪かろうが金融危機だろうが買われるものを売っているから、ディフェンシブな銘柄群。XLYは買い控えにさらされやすいからリスク選好型銘柄群。
XLYをXLPで割った値の推移が以下のチャート。これが上昇トレンドということは、アマゾンなどの嗜好品銘柄(XLY)が買われている証拠なので相場は強い。
ただ、前回のピークと並ぶ位置にあり、ここから上を目指せるかどうかは不明。
上昇銘柄の割合
$NYADは前日比上昇銘柄数と下落銘柄数の比率を表す指標。右肩上がりが健全な相場。この指標はMA50がサポートになっていて今回も機能した。
金鉱株への投資アペタイト
$BPGDMは金鉱株への強気度合いの指数。$HUIは金鉱株指標。一般市場への逆指標に近い。しかしこの指標はドルインデックスとの兼ね合いでウォッチすべき。ドルとゴールドは逆相関の関係にあるからだ。
下のチャートを見る限り、位置が中途半端でまだ金鉱株の出番ではないように映る。
結論
以上を見る限り、アメリカ株はまだピークアウトしていないと思う。