E.N.R. クリプトモネダス

"Everybody Needs A Retreat." - 雑記帳

AI、AIというけれど結局それは軍事技術のヘゲモニー争い

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兵頭ニ十八さんという軍学者の説は面白いです。以下のAI時代に関する記事をお読みください。

 

 

AI技術はWinner tales it allの世界

www.jfir.or.jp

一部を引用します。

AI競争では、初めに開発に成功した国や企業がその市場を独占できるからである。のみならず、他国を知的財産権によって拘束・支配できる可能性や、それが兵器や戦術面に実用されることで国家間の軍事バランスを崩す可能性すら生ずる。米国、中国、EU、ロシアは当然にそこまで察しているけれども、日本人はまだ理解できていない。

 戦後レジームは日本人から軍事思考を洗い流してしまいました。国防を他国に依存しているのですから、せめてトランプ政権の意向を忖度することくらいしないといけません。NHKはじめ、日本の各メディアはいかげん米主流のネオリベ・メディアの垂れ流しをやめてほしいものです。

アメリカはコアになる司令塔を欠いた状態に入っており、だからこそトランプ政権が生まれたのです。日本も、既存の勢力図でものを考えてはいけないはずです。

 

Useless classからWork-free classへ

AI軍事技術が民生技術に降ろされたとき、大量失業が世界を襲う想定は必要以上に喧伝されますが、その後に「働かなくても食える」大量ヒマ人時代が到来する可能性は指摘されません。

そんな空前絶後桃源郷が待ち構えているなら、ベーシックインカムも悪い話ではありません。いま社畜化を拒否しているフリーター諸兄は新時代のさきがけだということになります。そうなればです。相対的に財政負担の少ない、少子高齢化社会を誰もが羨むことに可能性すらあるのです。

 

いずれもしても、ものは考えよう。日本は、悲観論を知性の証のように見なす悪癖を脱しないと時代の針路を見誤ります。