ヒトラーの炯眼と日本の使命
スポンサードリンク
世界が着々と "彼ら" の手に堕ちつつあるとき、ヒトラーは寸毫の肯定的評価も与えてはならない人間の筆頭です。
以下、『ヒトラーの遺言』から引用しますが、どうか俗流のヒトラー悪魔論の色眼鏡を外して読んでみてください。この稀代の政治家の炯眼は近代史全体を透徹し、はるか現代の趨勢をも正確に見通していたことがわかります。なお、引用文中の強調は引用者によるものです。
ヒトラーの炯眼恐るべし
(※第一次世界大戦における)ドイツの壊滅は、イギリスではなくて、まず第一にユダヤ人の利益に沿うものであった。ちょうど今日においても日本の殲滅ということが、イギリスの国家的利益のためというよりも、ユダヤ人の世界国家を願望している指導者たちの、はるか遠くまで触手を延ばした欲望にかなっているように。
ユダヤ人は、今日のヨーロッパ諸国をすでに彼の手中ににぎられた、意思を持たない道具として見ている。それが、いわゆる西欧型民主主義という迂回路を通るにせよ、あるいはロシア型ボルシェビズムによる直接支配の形をとるにせよ。
しかしながら、単に旧世界だけがユダヤ人の手の中に巧みに丸めこまれているだけでなく、新世界にもおなじ運命がせまりつつある。ユダヤ人は、アメリカ連邦の株式勢力を支配している。毎年、アメリカは一億二千万国民の労働力を監督するための人員をふやしつづけている。ごくわずかな人間だけが、今日もなお、ユダヤ人たちの怒りを買いながらも、完全に不屈不撓の立場をつらぬいている。
(中略)
したがって、たとえただ一国でも、その国家としての力と偉大さを失うことがなければ、ユダヤ人執政官によって支配された世界は、この世界におけるすべての暴虐な支配者と同じように、必然的に国家主義思想の前に屈服せざるをえないだろう。
ユダヤ人は一〇〇〇年にわたるその同化の努力の中で、ヨーロッパの諸民族を骨抜きにし、性別も不明な混血児に教育することには成功するかもしれない。しかしながら、日本のようなアジアの民族国家に対して、この同じ運命を押しつけることは、まず不可能であろう。このことを、ユダヤ人はよく知りつくしている。
今日ユダヤ人は、ドイツ人やイギリス人、アメリカ人やフランス人らしく振舞うことはできるであろう。しかし、この黄色いアジア人(※日本人のこと)に関しては、ユダヤ人を結びつける架け橋はどこにもない。そこでユダヤ人は民族国家日本を、今日存在している似たような国の力を使って殲滅してしまおうとしている。すなわち、ユダヤ人の手の中でこの最後の国家(※日本)が無抵抗の国々に対する暴力的支配者に変貌する前に、この危険な敵を片付けてしまうために。
ユダヤ人は、一〇〇〇年の歴史を持つユダヤ人国家において、日本のような民族国家をおそれている。したがってユダヤ人による世界支配体制が完成する前に日本を滅亡させたいと願っている。
そこで、今日ユダヤ人は、かつてドイツに対してやったように、諸国民を日本に対して扇動している。したがって、イギリスの国策がまだ日本との同盟関係を頼りにしようとしているときに、早くもイギリスのユダヤ系新聞は同盟国日本に対する宣戦を要求し、民主主義の宣言のもとに、そして「日本の軍国主義と天皇制を打倒せよ」という雄叫びのもとに、日本を殲滅するための戦争を準備していることは、別に不思議ではない。」
ここに語られていることはまるごと近代史を包み込んでいます。簡単にいえば、近代は西欧型民主主義に奉じようが、ロシア型共産主義に奉じようが、帰結はひとつ。グローバリズム、すなわち「ユダヤの民族国家否定の支配体制」に組み敷かれる、ということです。
ユダヤエリートとそれと結託した白人エリートはいわば世界の持ち株会社であり、その傘下に、日米欧の自由主義諸国家と中露をはじめとする社会主義諸国家が「子会社」としてぶるさがっています。いわゆる中後進諸国はさらに下の序列に組み入れられ、「子会社」同士の代理戦争の舞台を提供します。南北問題なんかよりはるかに深刻かつラディカルな構造問題です。
日本の宿命
いまようやく欧米人の民族主義が永い眠りから目覚めようとしていますが、遅きに失したかもしれません。日本人のそれもまた日米安保の桎梏下で窒息寸前です。
この状況下で安倍さんをいくら責めても無意味でしょう。日本を本当の意味で動かしているのは日米合同委員会という奥の院だからです。
その日本側代表は政治家ではなく、外務省や財務省増税派を中心とする一部のエリート官僚なのです。彼らは選挙の審判を受けませんから、いまのままでは永久に「戦後レジーム」が継続していきます。アメリカ占領軍の悪知恵恐るべし。
でも、あきらめず、もっと長い目で考えましょう。日本の宿命は最後の最後まで異質であり続けることなんです。維新のときだって日本さえいなければ白人の全地球的植民地支配が完成してたのに、それを止めてしまいました。
日本の運命は世界の運命でもあり、日本の宿命は日本の使命でもあるんです。ヒトラーも言っているように、グローバリストにとって気心の知れない(非アブラハム宗教系の)黄色人種である日本の民族主義ほど手におえない代物はないからです。逆にいえば、日本がしっかりすれば、現在のグローバリストによる収奪の流れに決定的な打撃を与えられる可能性があるのです。
ナショナリズムとトライバリズム
民族主義は英語でトライバリズム(tribalism)と言います。リベラルが主流の今日的文脈では侮蔑用語です。
上記引用でヒトラーがナショナリズムではなくトライバリズムと言っている意味は重要です。ネーションはあくまで近代にできた擬制ですが、トライバリズムは血の力、民族の血に根差すリアルな感情です。その力は(近代的)理性など軽く超えられる強さを秘めています。
- 日本はネーションとトライブが一致する例外的な国ですが、幕末から明治にかけての奇跡的な躍進は、背後に英仏やユダヤ資本の暗躍があったにしても、ナショナリズムとトライバリズムの相乗効果と言えるでしょう。
- ユダヤ教はヤハウェ(アドナイ、エル、エロヒム)のみを神とし、いまもイエス・キリストを神と認めていませんが、それこそがユダヤ人のトライバリズムです。執拗なユダヤ民族主義が2000年に渡るアーリア人種(古代ギリシャ・ローマから現代の欧米に至るいわゆるアーリア系の白人たち)への報復を遂げつつあるのです。このようなトライバリズムの厄介さ、つよさを知り抜いていたからこそ、ヒトラーはジェノサイド(ホロコースト)まで進みえたとも考えられます。
ブログ主はけっして物理戦争を煽っているのではありません。むしろ日本が危機的状態にあるとき、外部の干渉を跳ねのけるためにはグローバリストやその手先のリベラルたちが仕掛けてくる思想戦(中には洗脳されていて思想戦であることを自覚していない人もありますが・・・)に負けないことの大事さを伝えているつもりです。